厚木の画像

地理

厚木市は神奈川県のほぼ中央にあり、東京・横浜からそれぞれ直線距離約60km、30kmに位置している。東京都心までは小田急小田原線の特急ロマンスカーで約45分、急行で約56分、各駅停車で約1時間半。

山中湖を源とする相模川のつくる相模平野の北端に位置し、西の丹沢山地と、そこから南東に開けた相模川西岸の平野部とにまたがる。 海老名市、座間市、相模原市との境界を流れる相模川に、東丹沢山地を源とする中津川・小鮎川が市の北部で合流し、市の南部では玉川が合流している(ただし、現在の玉川は河川改修による人工河川であり、かつては平塚市内で花水川に合流していた)。そのため、河川による侵食地形が複数形成され、市南西部から北東部に向かう間に、台地と侵食盆地が交互にあらわれる。市の北東界では、依知台地が終端から相模川を挟んで相対する相模原台地が望める。 相模川は当市付近で中流地形から下流地形に移行し、河口へ向けて沖積平野を形成する。流路に沿って自然堤防が発達しており、厚木町旧市街地や岡田の旧集落がその上に立地している。 本厚木駅周辺はかつては稲作が盛んであり、水田が拡がっていた。中心市街域の急速な整備拡大により水田が埋め立てられ都市開発されたため1970年代以降地盤沈下が深刻な問題になっている。

地域

古来この地域は交通の要衝として知られ、津久井−平塚間の中間交易や、大山街道中途の大山詣の宿場町として発展した経緯が知られている。その為、元来中卸業者が多く、かつての旧厚木町市街地域には問屋街が形成されていた。かつては、水運も盛んで相模川を利用した河川交通の要衝でもあった。厚木の名の由来は、川沿いに木材の集散地があったことから、アツメギがアツギに転化したとする説が有力であり、そのことからもこの地で水運が盛んであったことがわかる。また、相模原から大山や平塚へ至る、相武鉄道計画線の主要経由地であったともいわれている。

現在でも県央地域の物流拠点となっており、東名高速道路と小田原厚木道路のインターチェンジや、国道129号、国道246号、合同バイパス、国道412号バイパスなどの主要国道が存在しまたそれぞれに交差する。そのことが慢性的渋滞の主要原因になっている。また、129、246、412の三国道が合流したバイパスは市中心部商業地域(旧厚木町)とその他の西部地域とを分断する形で存在し、商業地域の健全な発展・拡大を妨げていると言われている。1980年代の一時期、慢性的渋滞解消と毛利台・森の里地域の発展を考慮に入れた「厚木都市モノレール構想」を模索展開していたがバブル経済破壊によってその構想は中止されたという。その他の中止理由としては厚木市内をバスで運行している神奈川中央交通から強烈な反対があり構想が中止になったということも考えられる。実際にその構想の本が厚木市立中央図書館に所蔵されている。

また、同時期に市内を走る小田急小田原線の本厚木駅から愛甲石田駅の間に新駅を設置するという動きが厚木市中心に行われていたが、これも中止となった。 2006年現在、渋滞緩和のために市内各地で新道の計画整備が進み一部では開通もしているが、幹線道からの交通量の誘導には至らず渋滞に関しての有効的な打開策になっていないのが実状である。

大学、短期大学が多い街であり、小田急・小田原線沿線にある大学・短期大学の学生が集まる街でもある。小田急電鉄の特急ロマンスカー(座席指定制の有料特急)の半数程度が停車する。隣接する平塚市同様、路線バス(神奈川中央交通)、タクシー、ハイヤーなどの自動車型の公共機関と・マイカーで移動する街である。一方、旧厚木宿付近はシャッターを降ろす店舗が多く見受けられ商店会でも打開策として、埼玉県の川越市のように「小江戸」と呼ばれる街づくりを目指すとのことである。

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